2013年1月20日日曜日

中国でのTOEIC受験

今日、北京語言大学でTOEICを受けてきました。
日本のTOEICと違う点を以下に記します。今後中国でTOEICを受ける日本人への参考になれば幸いです。

1.受験票
日本では郵送されてきますが、中国ではインターネット上から印刷します。
印刷は受験日前の月曜日から可能となるようです。

2.受験方式
日本では会場に音声が流され、マークシート方式ですが、中国ではパソコンに向かって問題を解きます。ヘッドホンの着用ができ、受験者間の仕切りがきちんとしているため、問題により集中できますが、パソコンに向かって解くために、事前に次の問題の問題文を読んでおくことができません。TOEICの受験テクニックを知っている人ならわかると思いますが、多少これはハンデになるかと思います。

3.受験の時間設定
日本では13時くらいからスタートだったように思いますが、中国では9時開始でした。寝坊しないように気をつけましょう。

4.受験料
日本では6000円しなかったように思いますが、中国ではその1.5倍くらいします。

2013年1月18日金曜日

【お誘い】福澤諭吉記念文明塾第9期説明会

福澤諭吉記念文明塾というプログラムのお誘いです。
http://www.fbj.keio.ac.jp/
3ヶ月に渡り、教養・リーダーシップ・交渉・福澤諭吉の思想などを題材として、「対話と議論」を行い、社会貢献に向けた活動案を発表します。自分は2011年4月から7月までの第5期に参加していました。2013年4月から第9期が始まります。

様々あるリーダーシップ勉強会?との比較として
1.参加費が低額(35000円)。
2.参加者の多様性(年齢層・職業など)
3.3ヶ月間、木曜日の夜と土曜日の午後という時間設定
4.慶應の人脈を生かした講師陣
5.修了後の繋がり
などが特徴として挙げられると思います。

自分が参加したときの内容はこちらをご覧ください。
http://www.fbj.keio.ac.jp/instructor/05.html

説明会は以下の日程の通りです。
http://www.fbj.keio.ac.jp/news/20121225.html

ぜひご検討ください。



2013年1月16日水曜日

東京は世界のど田舎–元IMF日本代表理事のお話

「日中M&A事例から見る中国ビジネス」というセミナーに参加してきました。
日中M&Aの話もおもしろかったのですが、現在はキヤノングローバル戦略研究所の研究主幹であり、元IMF日本代表理事である小手川大助さんのお話が特に面白かったです。

経歴は凄まじいものがあります。
面白かったポイント・主張を挙げてみたいと思います。

【世界経済見通し】
欧米経済はWW2前に匹敵する悪い状況
欧米の時代は終了し、政治・経済の中心は米と中国を中心とした新興国へ
世界経済の成長に対する寄与度(複雑なので省略)

中国は8〜10%の成長があと数年続く(欧米が景気そこそこでのシナリオ)
欧米が悪くても、8%に近い7%台
今後数年間は英語よりも中国語のできる人がトップをやった方がいいくらい

【経営への示唆】
ドル建の決算報告書が必要
求められる資質は中小企業的経営者、リスクテイク
巨大投資に対する金融機関の支援の必要性

【求められること】
コンプライアンスの緩和(JSOX法)
バーゼル3の凍結、金融検査マニュアルの見直し
預金が多いという共通点を持つ日中で新しい金融ルール

【情報を掴む】
情報面で言えば、東京は世界のど田舎

カダフィ転覆の原因は中国と英仏の対立
イスラエルがパレスチナにミサイルを打ちこんだことがエジプトデモの原因
アルジャジーラはシリアに批判的
尖閣購入は山東昭子のせい
プーチン復帰はリビアのせい
CIA長官辞任は女性問題のせいではない
反日デモの原因は日本で思われているのと違う
石原はなぜ購入したか?

【その他】
中国経済のリスクは、資本の自由化
例)1996年韓国OECD加盟−97年破綻

欧米がダメで、相対的に日本が強いので円高になった
円の適正水準は90円前後


最後に、200人くらいの社会人の中に飛び込んで参加したのに質問させていただきました。
(米ワシントンにいると情報量が全然違うというので)東京が世界のど田舎というのは、ネットや報道では公開されない情報、つまりイベントやセミナー、人に会うことで得られる情報が少ないということか、自分たちはどうやって情報を掴んでいけばいいのか、というような質問をしたと思います。

お答えは、
経済の情報については入ってくるが、政治外交の情報は入ってこない。なぜなら日本は世界の政治を動かしてないから。プレゼンスがなく、人が集まってこない。よく日本が世界的な会議に出てない・呼ばれないために「プレゼンスがない」などと言われるが、プレゼンスなんかどうでも良い。問題はそのことによって情報が入ってこないこと。

対面で会って情報を握ることが重要。食事をして飲んで1対1で話をするときに信頼されて掴める情報がある。イベント・交流の輪を広げることが大事。海外で人に会う時は日本にいるときの1/10のチャンス。千載一遇。印象づける。夕食に呼んで、最高の食事とワイン、最高のオペラかバレエかオーケストラに連れてってから最高のフランス料理、寿司、天ぷら、ワインなどを食べさせる。ワインに関しては日本でトップ10に入る自信がある。とのことでした。

自分も来月のハーバードでの学生会議にて、学生会議ではありますが、将来の練習のためにも対面でしっかり情報を掴んできたいと思います。

2013年1月15日火曜日

HPAIR Delegate Liaisonに選ばれました

2月15日から18日まで、Harvard Project for Asian International Relationsというハーバード大学主催の学生会議に参加します。年に二度行われるこの会議は1991年から始まり、2月にハーバードで、8月にアジアで行われます。
http://www.hpair.org/

※参加報告1,2,3,4,5

自分はBusiness and Financeというパネルに参加予定です。テーマはAsian Economic and Political Recovery: The Shadow of the 2008 Financial Crisis and a New Dawn for Asiaというものです。

さらに、Delegate Liaison Programというものに受かりました。
プログラムの概要は簡単で、友達を6人、今回のHPAIRに応募させられたら、
1 あなたの選考、考慮してあげます
2 人を集めた人数でトップ10人は会議のスピーカーになるような偉い人と特別にランチを食べられます
3 あなたのDelegate Liaisonとしての特別な地位はカンファレンスを通じて様々な手段で認識されます。
4 HPAIRのウェブサイトやソーシャルメディアであなたの名前が出ます
5 閉会式で特別表彰します
6 大会期間中、ハーバードの学生と一緒に住むことを保証します
7 パネルを選ぶ際に、優先されます
という様々なメリットがついてくるものです。英語の意訳なので、やや粗い文章になりました。

結果として、Delegate Liaisonに該当する人はおよそ150人ほどと言われている参加者の中で3人だけのようです。つまり、メリットの2番目は既に達成済み。確かに、友達を6人動かして、海外のプログラムに英語の応募書類を書かせて応募させるのは中々難しいし、大変です。紹介の証明のため、紹介相手に自分の名前を書いてもらわなければいけません。ハーバードまで行くお金はほぼ確実に自分持ちだし、日本の学生なら就活や卒業旅行とも重なります。

そんな中で、自分の呼びかけに応えて応募してくれた友達には感謝です。Delegate Liaisonとして選考を考慮してもらってなかったらそもそも会議に参加するための選考で落選していた可能性が大ですし、まさしく協力なしにはこうした大きなメリット・名誉に浴することもできませんでした。

今回の留学中で痛感していることでもありますが、周囲に感謝してこれからも人の輪を広げていけたらと思います。

2013年1月5日土曜日

著者略歴

東京大学公共政策大学院の修士2年生になります。

横浜生まれ
開成高校→慶應義塾大学経済学部→東京大学公共政策大学院→2014年4月から社会人です。

キャンパスアジアプログラムという交換留学プログラムで、北京大学国際関係学院(2012年8月〜2013年1月)、ソウル大学校国際大学院(2013年3月〜6月)に留学しました。

大学4年の春にはフランスのパリ政治学院に1ヶ月の短期留学をし、EUについて学びました。修士2年の夏にはイギリスのオックスフォード大学のサマープログラムとドイツの研修プログラムに合計1ヶ月間参加し、政治とジャーナリズム、EUについて学びました。

課外活動

中学
バスケットボール部。

高校
「夢」をテーマに10分の短編映画をソニーのCSRプログラムの下で製作。
文化祭ではナンパ部屋の管理人。

大学
学生団体AGEという団体に所属し、イベントを作る中で企画・広報・渉外・団体運営。
雑誌を創刊して、同じく企画・記事制作から渉外・配布・デザインなど。

大学1年生時は広告学研究会に所属して海の家で遊んだりミスコン広報のやり方を考え、
OVALという日中韓の学生ビジネスコンテストを運営する日本事務局にも2ヶ月程在籍しました。

大学院
東京学生交流館という国際学生寮で留学生サポートやイベント企画。
バングラデシュでの社会問題解決策立案コンテストに参加して現地に20日間くらい滞在。
企業法務についての本の執筆協力。
大学院に生徒会を作ろうと活動。
フィリピンやアメリカ、ロシアでの学生会議に参加。
北京大学留学中は模擬国連、ディベート。
投資銀行・コンサル・ベンチャーでのインターン。